がん|愛知県名古屋市のがん治療専門クリニック

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がん

 がんは誰もがなる可能性をもっており、生涯のうち2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなると言われています。

 がんは主に喫煙や食生活の乱れ、ストレスなどが原因で発生すると言われています。

 がんは遺伝子が傷つくことによって発生します。

 通常、遺伝子が傷ついた細胞は免疫システムなどの働きによって遺伝子が修復されたり、細胞自体を破壊され排除されています。

 ところが、免疫システムが弱まっていると、修復や排除されることなく遺伝子の傷ついた細胞が残ってしまい、その細胞が増殖を繰り返して大きくなっていき、臓器などに悪い影響を与えてしまいます。

 がんは造血器から発生するがんを除いて、そのほとんどが、かたまりを形成して増殖します。

 造血器から発生するがんを「血液がん」。それ以外を「固形がん」と呼ぶことがあります。

 がんの主な治療法に、手術、抗がん剤、放射線治療などが挙げられます。

 手術はがんになっている部位やその周辺を外科的に取り除く方法です。

 近年では、大腸がんなどの治療において、手術支援ロボット(ダビンチ)を用いた手術も行われています。

 抗がん剤は薬物などを用いた治療で、錠剤やカプセルなどの飲み薬や注射や点滴などで直接薬物を投与する方法などがあります。

 放射線治療は放射線を照射することによってがん増殖を抑える方法です。

 様々な方法がありますが、それぞれのがんに適した治療が行われます。

胃がん

 胃は消化管を成す管状の器官です。

 胃に発生するがんの主な原因として、喫煙や飲酒、慢性胃炎のほか、塩分の多い食事などが挙げられます。

 その他に、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染などが挙げられます。

 ピロリ菌に感染している人は感染していない人に比べ、胃がんになるリスクが5倍あると言われています。

 胃がんになっても自覚症状がなく、進行するまでなかなか気づかないと言われています。

 一方で、胃痛や出血、食欲不振など合併した胃潰瘍の症状をきっかけにして、検査を受け、がんを発見できる事があります。

大腸がん

 大腸は、結腸、直腸、肛門からなる長さ約2mの消化管です。

 日本人の場合、S状結腸と直腸にがんが発生しやすいと言われています。

 大腸粘膜から発生したがんは、進行が遅く、早期では自覚症状が無いと言われています。

 がんが進行すると、粘膜表面の潰瘍から出血し、下血や血便が見られます。

 便通異常や腹痛、腸閉塞、貧血、腹部のしこりなどの症状も現れますが、これらはがん以外の病気でも起こりやすい症状であるため、発見が遅れてしまうのです。

 大腸の右側(盲腸、上行結腸、横行結腸)に発生したがんは自覚症状が出にくく、発見が遅いとされ、反対に大腸の左側(下行結腸、S状結腸、直腸)に発生したがんは、下血や粘血便などの出血、便秘の症状から発見されることが多いと言われています。

肺がん

 肺は主に気道と血管からなり、ガス交換のため気道と血管は肺胞で接しています。

 肺胞は約3億個あり、総表面積は約70平方メートルあります。

 肺に発生するがんの主な原因は喫煙です。

 日本では、喫煙が原因の肺がんは男性が68%、女性が18%とされており、吸う人のリスクは吸わない人に対して男性で4.5倍、女性で4.2倍と言われています。(厚生労働省多目的コホート研究調べ)

 また、喫煙をやめた人は吸わない人に比べ、男性で2.2倍、女性で3.7倍となっており、禁煙機関が長くなればなるほど、そのリスクが減少するというデータもあります。

 その他喫煙以外にも、飲料水中のヒ素、アスベスト、シリカ、クロム、コールタール、放射線などの曝露のほか、燃焼により生じた煙などの空気汚染も肺がんの原因とされています。

肝がん

 肝臓は代謝や有害物質の解毒・排除を行う、体内で最大の臓器です。

 肝がんは、肝臓内に発生した「原発性肝がん」と別の臓器から転移した「転移性肝がん」に大きく分けられます。

 原発性肝がんは肝臓の細胞ががんになる「肝細胞がん」、胆管(胆汁を十二指腸に流す管)ががんになる「胆管細胞がん」、これらが混ざった「混合型肝がん」などに分類されます。

 その中でも最も多いのは肝細胞がんで、原発性肝がんの90%を占めます。

 一方の転移性肝がんでは、ほぼすべてのがんが原因になる可能性があり、なかでも消化器系がん、乳がん、卵巣がん、肺がん、腎がんなどが多いとされています。

 肝がんは、肝炎ウイルスの持続感染が主な原因となっています。

 日本では、肝細胞がんの約65%がC型肝炎ウイルス(HCV)、約15%がB型肝炎ウイルス(HBV)の持続感染による慢性肝炎が原因だと言われています。

 そこから、肝硬変、肝がんへと進行していきます。

 肝炎ウイルス以外の原因として、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪肝炎などが挙げられます。

乳がん

 成人女性の乳房は、母乳を分泌する乳腺組織、脂肪組織、血管、神経などからなります。

 乳がんの90%は乳腺の中の乳管に発生するもので、残り10%が小葉から発生します。エリア別では約半分が、乳房の外側でわきの下に近い部分に多く発生すると言われています。

 乳がんは、しこりにならないほどの小さながん細胞のうちに、リンパや血液の流れに乗って全身に散らばることが多く、乳房近くのリンパ節や、乳房から離れた臓器(骨、肺、肝臓、脳など)に転移すると言われています。

 乳がんの主な原因に、エストロゲンという女性ホルモンが深くかかわっています。

 月経回数が多いほどエストロゲンを分泌する機関が長くなるため、「初潮が早い」「出産・授乳経験がない」「生理周期が短い」などが乳がんの原因となります。

 生活習慣では、飲酒や喫煙なども乳がんになるリスクが高くなると言われています。

 逆に、閉経後の女性は運動をする事によって乳がんになるリスクが下がると言われています。

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