治療経過
- 平成19年2月、不正出血のため医療センターを受診、子宮体がんと診断される。
- 平成19年3月、子宮全摘術および両附属器摘出術を施行。
- ダグラス窩に播種認める。腹水細胞診は陽性、ステージⅢaと診断される。
- 手術前の腫瘍マーカーは、CA125 46.5↑、CEA 5.8↑であった。
- 平成19年3月、当院受診。
- 【当院受診時の症状】
- 時に腹痛
- 疲労感あり
- 平成19年4月、第1回目の活性NK細胞療法施行。
- 平成19年7月、活性NK細胞療法1クール(6回)終了。
- 腫瘍マーカーCA125は完全に正常に推移し、活性NK細胞療法を行う前の症状は改善している。
- 今後は予防のため、当院の活性NK細胞療法を1ヶ月に1回行う事を希望される。
腫瘍マーカー推移表(治療開始前)
CA125(正常:4.0以下)
- H19.02
- 46.5↑
- H19.03
- 52.5↑
- H19.03
- 42.0↑
腫瘍マーカー推移表(治療開始後)
CA125(正常:4.0以下)
- H19.05
- 10.2
- H19.07
- 7.1
- H19.09
- 9.9
- H19.11
- 10.0
- H20.01
- 6.8
- H20.03
- 7.8
- H20.04
- 11.2
- H20.06
- 9.5
腫瘍マーカー推移グラフ

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(1)活性NK細胞療法について—活性NK細胞療法は患者さんから1回分40㏄を採血し、血液を分離、NK細胞を抽出、2週間の培養(増殖・活性化)を行った後に点滴で投与する免疫療法です。(2)副作用について—基本的に副作用は少なく、稀に軽度の発熱はありますが、重篤な副作用は見られません。また、他の治療との併用も可能です。(3)費用等について—6回の投与を1クールとし、1回分の活性NK細胞療法の培養費は240,000円、1クールで1,440,000円の培養費が目安となります。- その他の子宮がんの治療症例
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